「まずは経験」資格オタクの私が思う”経験”の重要性

ためになる勉強とは
資格大国、日本。
受験の時や、就職活動をするにしても、履歴書の「免許・資格」欄に何か“書かなくては”と悩まされる前になんでもいいから資格を取得する、もしくはこの仕事したい!からまず資格を取得といった方が多いのではないでしょうか。
いつから、そうなってしまったのか考えさせられる、今日この頃です。
とにかく資格!ガムシャラに励んだ学生時代
私は学生時代、何かしらの資格を取得していれば(級や段が上であればあるほど良いなんて概念もあるほど)、入りたい大学に合格でき、いい職に就けると考えていました。
高校は商業科に進学し、簿記、表計算などの検定を受けて、1級を5冠とりました。
でも、社会人になると基本、職業に見合った、資格でなければ履歴書に書くのはちょっと違うのかなと思ったり…
今は転職しましたが、語学が好きで、出身大学は外国語学部、以前は外資系の仕事をしていました。
在学時は、TOEICやTOEFLなどの高スコア取得に力を注いでいたので、就職活動時には有利になりました。
お給料もそこそこよかったですし、周りの方もいい人達だったのですが、入社条件にあったTOEIC700点以上はクリアしていたのに、そこまで英語を使う業務はあまりなかったのです。
本当にやりたいことって何?
ある日思いました。ずっと一人で姉と弟、そして私を育ててくれた母親から援助を受け、奨学金も借り、就職してから返済が始まって、毎月返す義務を背負いながら私は何をしているんだろう。
いくら給料がよくても、自分が“本当に”やりたいことをやらないと意味がないのではと。
学んだことを活かせるようなところへ就職をしたはずなのに、全く活かせていないし、さまざまな選択肢や道がある中、このままでいいのかと転職を決意しました。
そうはいっても、資格をとっていても経験者でないと雇ってもらえないことだってあります。そう考えるとその仕事をしたいのに、必要条件の資格を持っていても意味がない。
負のループ。
現在している仕事もそうです。
自分のやってきたことを存分に発揮できるように、フリーランスでもできるコピーライターという仕事を選びました。
早速、クラウドワークスに登録して、仕事に取り掛かろうとしても、2年以上の経験者でないといけないと断られてしまうことが多々ありました。
とりあえず、私は経験を積むために現職に就きました。
“経験”から学んだ”資格”以上のこと
コピーライターは、書く物に関してリサーチ、ライティング、エディティングという手順で作業を進めます。
私は、この”リサーチ”という作業が一番好きです。
今まで知らなかったことを学ぶことで、少し博識になった気持ちになれます。
考えることも好きなので、”ライティング”という作業も面白く、どこにこの単語をいれれば、読みやすくなるか、どう文章を組み立てれば、読んでもらえるか、興味をもってもらえるかと、日々考えながら仕事をしています。
話がうまくまとまらなかったですが、アメリカの履歴書の書き方は、日本と違って、最も新しいものから古い順に書くらしいです。また、写真、性別、年齢、婚姻状況は書かないそうです。
ジェンダーやバックグラウンドは関係なく、現在のあなたに重点を置く。資格といったプルーフも大事ですが、経験がものをいう社会。
日々勉強して学んだこと、これまでの経験は「将来の私のため」であって、誰のためではない。