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「朝活」が評価されて、「夜勤」にスポットが当たらないのはなぜ?

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Instagramを開くと、今日も多数の女子がキラキラ輝く朝活を頑張っている。自主勉強、インスタLIVE、美活・・・早朝、そんなまぶしい投稿を目に入れつつ、私は私の朝活をがんばる。もぞもぞと寝床から這い上がり、暖房のスイッチを入れる!よし!もう一回寝よう!そう、部屋を暖めるために早起きすることが、今の私の朝活。今日こそは早く起きよう、今日こそは・・・と朝から数回、寝ては起きてはを繰り返し、結局昼前11時に起きるのが日常。人に見せられる「朝活」なんて、到底無理だ。

大人になって早起きできない自分って、社会人失格なんだろうか?朝からバリバリ活動する人は、やっぱり仕事もできる人なの?罪悪感に包まれながら、ダラダラした一日が始まる。

中高生の頃、朝起きるのが本当につらかった。しかも田舎の冬は本当に寒くて、夜も寝られないほど。暖房を切った後、布団にくるまれるしか暖をとる方法がなかった。そこで目が冴えてくると、マンガを読んでゲームをして思う存分夜更かしして、そうしているうちに寒さも忘れてくる。好きな時間を堪能した後、こりゃ明日絶対起きられないな!と覚悟しながら寝床につく。でも、絶対大丈夫。必ず母に起こしてもらえるから。人生で一番甘えまくってた時期。

夜更かしの度が過ぎて、ついに朝方をまわってしまうこともあった。そうすると、私が寝るより先に、“地域が起きてくる音”がした。ガラッと裏戸を開けて畑に向かう人の音、農道を流れる水を汲んむ音。雪の日は除雪車が動き出すエンジン音がした。私が生まれ育った田舎では、「朝活」っていうのは日常だった。だって、朝にしかできないことだらけだったから。

日照時間が短い地域では、活動時間が限られる。明るい時間に一番大事な仕事をする。通勤だったり、通学だったり。だから、本業の仕事に出かける前に家の仕事を片づけるのだ。畑や田んぼの管理も、朝早くからやるのが普通。人が通る前に雪道を整えるのも、早朝3時くらいから始まる日常だ。朝活って言葉はここ数年で流行するようになったけれど、地方出身者の人なら分かるはず。「朝活」は日常だった。そして、今も田舎の「朝活」は日常だ。

働き口にあふれる都会でも、条件が合わなくて職場や勤務時間が限られる人だっている。派遣の現場がメインの私は、夜勤も多い。よく「夜働くの辛くない?」「なんで昼職にしないの?」って、同世代の友達に聞かれる。きっとみんな、知らないだけなんだ。「夜勤で働く人のすごさ」を。「夜にしか働けない人々」の事情を。考えてみて。早朝、コンビニに行っても新しい商品が並んでるのはなぜ?夜中に気まぐれでワンクリックした商品が翌朝、時間通りに届くのはなぜ?いつもいつも、夜勤で働いている「誰か」が、あなたのために仕事をしているからだよ?私たちが普段なにげなく利用している「昼間の生活」は、顔も知らない誰かの「夜の仕事」によって、回っているからでしょ。

どうして、朝活を頑張っている人にはスポットを当てるのに、夜の仕事を頑張る人には注目してくれないんだろう?24時間、好きな時間に働ける時代なんだから、どの時間に頑張ってもいいし、働く意識や価値観は人によってさまざまだ。朝活を頑張る人はもちろんすごい。でも、朝を頑張らない人の裏側を想像してほしい。どの時間でも、その人なりに何か一つはがんばっていることがあるんじゃないだろうか。隣の人は、今どんなことを頑張っているのだろう?その興味の目を、朝活女子を見るように平等に評価してほしい。

書いた人 ユイ/アラサー派遣OL

リモート会議のセッティング/モニター調査員/アパレル店舗解体/某生活雑貨の棚卸など、デスクワークから肉体労働までこなす派遣OL。毎週末、報酬を現金でもらうこ...

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