手に入れた途端、飽きるのはなぜ?次こそ相手を傷つけないように決めたマイルール

何回も聞いた恋人からの言葉
毎回お付き合いしている男性から言われる言葉がある。
「君の未来には僕(俺)は居ないんだね」。
まぁ、面白いぐらい言われる言葉。
20歳から27歳までお付き合いした彼氏と結婚を夢見て、コツコツと貯金に励み、目標金額達成。
しかし、「まだ、結婚は先かな」と言われ、貯金を自分のために全部使い別れてやろうと決意を固めた。
“こんな男のためにお金は使いたくない”
これは、良いタイミングかもしれない。
学歴コンプレックスのあったあたしには、勉強をするチャンスが巡ってきたのだ。
“そうだ。大学行こう”
高校を卒業し、ホームヘルパーの資格を取り、働いてお金を貯めていた。
そのまま、結婚資金を全て学費へと費やした。
そして、“時が来たら、この人と別れよう”と気持ちは固まっていた。
価値観の違いからの別れ
大学4年になり、卒論の作成に勤しんでいた。
27歳になり、まだ結婚をする気のない彼に
「あたし、大学院に行ってもっと勉強したい。大学院卒業したら経営とかに興味がある。だから別れて欲しい。」
本気で大学院に行きたいと思っていたし、実はもう好きな人がいた。
彼氏は納得できない顔で、
「結婚はどうするの?」と質問してくる。
「あたしが結婚したいって何度も言っても聞かなかったじゃん。あたし、自分の施設を持ちたいから、結婚とかしたくない。」
はっきりと言うあたしを見て、
「結婚しても、仕事できるじゃん?」少し諦めながらなだめてくる。
あたしは、もう一つ決めていたことがあり、「あたしは、過疎地で介護が足りないところで人の役に立ちたい。」
同じ仕事をするなら、困っている人のサポートをしたい。
「そこには俺は居ないんだ。」
うん。と答え合鍵を返しバイバイした。
あたしは、この別れを後悔しているのではない。
付き合った人を大切にできないことで、自分自身が幸せになれなかったんじゃないかって後悔をした。
幸せだったはずなのに…、返ってきた後悔
27歳の時にできた彼氏は、8歳年下だった。
もう、可愛くて、可愛くてどこに行くにも一緒で、毎日
「早く結婚したいな」
「毎日一緒に居たいな」
沢山愛の言葉を囁いてくれた。
幸せで仕方なかった。
彼が20歳、あたしは28歳で大学を卒業し大学院には進学せずに、施設職員して働いていた。
彼の誕生日の当日2人は夫婦となり、毎日一緒に楽しく暮らすとばかり思っていたが、現実はそんな甘いものとは程遠かったのだ。
あたしは、ほとんど施設に泊り込み、夜は月に4日帰って眠れれば良い方で、仕事が楽しくて仕方無くなってしまったのだ。
今思うときっと、彼が帰る部屋は広く寒いところだったと思う。
1人の方がもっと気が楽に働けるんじゃないだろうかと言う思いが日に日に強くなり、彼と一緒に過ごすことがだんだん苦痛になってきた。
2人で過ごす時間より、1人で過ごす時間を好み、彼の休みは実家に帰ってもらう生活が続いた。
当たり前だが、お互いの気持ちが離れて行き、別れたい気持ちが募る。
そんな時に彼の浮気が発覚した。
しかし、浮気相手にも婚約者がいた。
自分で手放した幸せなのに、人の手に渡るのは許せなくて駄々をこねた。
彼は、あたしではなく彼女を守ったことが許せなかった。
結婚生活は2年、別居生活を1年送り、彼女が結婚するのを待ち離婚をした。トータルしたら2ヵ月ぐらいしか一緒に過ごさなかった。
また、あたしは激しく後悔する。
何で、相手のことを大切にできなかった。自分のせいで、離婚することになってしまった。人を大切にできないんだろう。
実家にある大きなガラスケース。沢山並んだぬいぐるみを見て、「ぬいぐるみが欲しいって言うから買ったけど、すぐに飽きちゃうから飾ったのよ。全然遊んでないから何十年経っても綺麗なまま」母親の言葉ではっとする。
小さい頃からそうだった。
人と言うか、欲しいと思った物は何とかして手に入れるが、手に入った物はすぐに飽きてしまう。
思わず大笑いをしてしまった。
あぁ、あたしは手に入るまでが必死で、手に入ったらいらなくなってしまうんだ。その上自分が捨てられそうになるとプライドが急に高くなり騒ぎ出す。
あたし、最悪だ。
それに、自分のことも大切にできていなかったんだなと気付かされる。
まずは、自分を大切にすることから始めよう。そこから、ちゃんと恋愛を始めよう。
そう思っていたのに…。
最近今の旦那様に言われた一言。
「そこには、俺は居るの?」
まずい…。
また、最近忙しさに任せて好き勝手していた。
「すみません。」
原因は、モデルとして海外で仕事したい!フリーでライターやりたい!ボランティア始める!仕事増やす!
「ちゃんと家事もやります。」
“変わらねぇな。あたし”
反省し、話し合って何とか解決の方向で許して貰おうっと。
まずは、話し合おう。
破天荒なあたしのそこが良いと言ってくれる男性は2度と現れないであろう。大事に大切に。
忙し過ぎる自分も大事に大切に。