食器を2つ揃えたところで、恋活しなきゃ彼氏はできないぞ!

オンナの叫び

初めて一人暮らしをすることになった時、私は浮かれていた。「誰か来た時のために」と食器、スリッパ、クッションを2つずつ揃えた。「誰か」というのは「女友達」と自分に言い聞かせつつ、実際は「彼氏ができた時のため」と下心があった。おかげで、部屋には「同じものが2つずつ」増えていった。

つい口走る「すっきりしたい」の真意とは?

「とにかくすっきりしたい!」

壁にぶち当たったとき、ついそう口走ってしまうことはないだろうか? 

バッグの中。髪型。スマホのデータ。部屋。

すっきりしたい対象は色々あるだろうが、今まさにこの記事を読んでいるあなたも、まずは「部屋をすっきりさせたい」と思っているのでは? 

この「すっきりしたい」とは、どんな心境なのか?

整理収納アドバイザーのえび子さんに話を伺った。

Q、えび子さんの片づけ講座に来る女性で、多い傾向は?

女性だと「すっきりしたい」と言う方が多い。こちらが「片づけられた部屋にいたらどんな気持ちになりますか?」と聞くと、「(生活や仕事が)うまくいきそうな気がする」と、精神面の話をする方が多い。逆に男性だと「無駄買いが無くなる」「時間の削減ができる」と、数字に落とし込んだ回答が多いです。

Q、「すっきりしたい」というと、具体的には?

その「すっきり」が人によって全然違うんです。
例えば、空間があることに対して「すっきり」と表現する人もい
れば、隙間なく収納がぴったり収まることを「すっきり」と呼ぶ
人もいる。「すっきり」って言われるのが一番難しい。
そこを掘り下げるのが私の仕事。みんなすっきりの基準が違う。

Q、すっきりすることで皆さんはどうなりたい?

その「どうなりたいか」までは、考えてないんです。
講座に来て初めて「片づいた部屋で何がしたい?」と直面する。
片付けそのものが目的になっちゃっている人がすごく多い。
だから「今日すぐには答えが出ないかもしれないけれど、自分で
部屋を片付けながら「片付いた部屋で何がしたいか」考えながら
やってみてください」とお伝えしているんです。

「すっきり」の基準が人によって全然違う。確かに、私もつい「すっきりしたい」と言ってしまいがちだが、実際それしか答えが出てこないのだ。私の場合、何か嫌なことがあった時、人から指摘された時「すっきりしたい」と口走ってしまう。それは決して、モノを片づければ済む話じゃなく、その言葉の先には「心のくもりを取り除きたい」「ここから消えたい」「逃げ出したい」という意味を含んでいる。私は具体的にどんな時、すっきりしなかったんだろう?

本当に必要な最低限のモノを見極めるには?

一人暮らしを始めた当初、私の部屋には、同じものが2つずつ増えていった。「誰か来た時のために、2つ揃えておくのがマナー」と思っていたが、それは誤算だった。食器を2つ用意したからって、肝心の彼氏ができなければ意味がない。あの頃はよく、雑貨屋でセール品の食器を漁っていた。未来からタイムリープしてきたアラサーの私が、店員に扮してガツンとこう言ってやればよかった。

「お客さん、そんなものわざわざ買わなくても彼氏ができる子はできるよ!」って。

部屋にあふれたモノを見るたび「想像していた未来と違う」と思っていたが、理想を叶えられない自分を認めることができなくてもどかしかった。

今になれば分かる。食器なんて2つ揃ってなくても大した問題じゃないのだ。もし本当に私のことを大事にしてくれる彼氏だったら、たとえ紙皿でも、私の料理を食べたいって思うはずだ。

では、本当に必要な最低限のモノを見極めるには?

それは「いつか使う」という都合のいい未来に期待しないこと。

その「いつか」がいつまでも達成されないから、現実と直面した時「すっきり」しないんじゃないだろうか?

「いつか痩せる」と思って買ったダイエット器具。

「いつかキレイになる」と思って買ったコスメ。

「いつか」のために買ったモノを、今思い切って手放してみてはどうだろう?

それでも、生きていけると気づくことが、快適への一歩だ。

書いた人 本間恵理

新潟県出身。東放学園専門学校卒業。学生時代にラジオの放送作家を経験した後、テレビの放送作家の事務所に就職。リサーチャーとして独立後、2020年7月、女性だけ...

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