見た目は女、中身はオッサン 女が女にセクハラするな!

オンナの叫び

大人になって働き始めてから職場って言うのは、己の感情よりもその場の空気が優先される特殊な世界だと思った。
ここで働く以上、AI機能搭載の空気清浄機みたいに、常に周りの空気を察してクリーンにしておかなければならない。

スルースキル発動のサイン「オッサン」

「仕事でセクハラされる?」って、友達との間でも話題になる。
もちろんありますとも。息をするようにセクハラしてくるオッサンはゴロゴロいる。
彼らは3秒に一回セクハラしなければ死んでしまう天然記念物なのだ。仕方ない。

リアルなオッサンなら、外見でオッサンと分かるので警戒していれば何てことはない。
厄介なのは、見た目が女で中身がオッサンというパターン。
つまり、女性も同性に対して知らず知らずのうちにもセクハラしているのだ。

女も厄介という実例を挙げておこう。
「今日、なんかおしゃれだね。何かあったの?」
「今日可愛いね、彼氏できたの?」
これは「オッサン」の言葉ではなく、紛れもなく女性たちの言葉だ。
今時、こんなストレートな質問をしてくるスットコドッコイがいるだろうか。
はっきり言うと、私が今日おしゃれしようが、明日ダサい服を着ようが、今日恋をしようが、明日失恋しようが、どうでもいい。仕事に支障は一切ない!

でもここで、真っ向から否定すればその場の空気が悪くなる。
だから、スルースキルを身に着けざるを得なかった。今日も職場の空気清浄機となり、みんなの空気を察して過ごす。

天然のスルースキルを持つ女子たち

私が心から尊敬するのは「女の自分」を1ミリも崩さない女子たち。
髪をくるんと巻いて、メイクもばっちり決めて、ネイルも抜かりない。

そして、何よりも「香り」。

香水を付けて仕事現場に来るって、すごい度胸だ。時代錯誤かもしれないけれど、やっぱり、勘違いされるもん。だって、勘ぐる女と勘違いする男がうじゃうじゃいるジャングルで、「わたしは良い香りの女、どうぞ話しかけて!」って言ってるようなもん。ハイエナたちが香りを嗅ぎつけて寄ってくるって分かってるのに、あえて茨の道を突き進もうとしているのだから。

中でも、この人はすごいなぁと関心したのが、年上の社員とこっそり付き合っていた派遣の子。
どんなに隠しても、同棲していたことが丸わかり。

なぜなら、彼氏の香水の匂いが、彼女にも移っていたから。隠れて付き合っていても、周りのスタッフはとっくに気づいていた。それでも、この派遣の子は揺るがなかった。
すべてをスルーしていた。
それよりも、守りたいものがあったんだと思う。

スルースキル検定があったら、この子は1級でしょう。
私はまだまだ、3級くらいかな。

男とか女とか、勘繰りとか勘違いとか全部とっぱらって、どんな自分でも受け入れてもらえる社会にならなければ、
本当の特技を発揮できる場が失われてしまう。誰かに遠慮して仕事ができなくなっては、本末転倒だ。でも、女性の社会進出を、同性である女性が邪魔しているパターンもある。女性による女性へのセクハラを辞めて欲しい。そして、女性による若い男性へのセクハラも辞めるべきだ。

そういいながらも、自分が変わる勇気もない。わたしだって思い切り自分の香りをまとって仕事ができるくらい、図太くなりたい。

書いた人 ユイ/アラサー派遣OL

リモート会議のセッティング/モニター調査員/アパレル店舗解体/某生活雑貨の棚卸など、デスクワークから肉体労働までこなす派遣OL。毎週末、報酬を現金でもらうこ...

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