子どもの思い出アイテム 残さない親は軽薄?
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赤ちゃんが産まれて、日にちが経つ毎に「初めて」ってどんどん出てきますよね。
初めて笑った、初めて喋った、初めて寝返りした‥数え上げたらそりゃキリがないほど出てきます。写真で残せるものと、そうでないもの。「そうでないもの」の方は、思い出を残すための「アイテム」があります。
まず、ほとんどの方が産後、退院をする際にもらうのは「臍帯入れ」。私がもらったのは小さいけど立派な桐の箱でした。「へその緒が取れたら入れてね!」と渡され、実際に入れていますが、実はそれっきり中は見ていません。私が実家にいる頃に母のタンスから「臍帯入れ」を見つけた時にこっそり中身を確認したのですが、中に入っている臍の緒のミイラ感と、下に敷かれていた白い綿が、あまりにも「思い出の品」のイメージと違い過ぎて衝撃だったことが頭から離れず、なかなか子供に見せてみようという気になれないのです。
赤ちゃんの髪の毛を初めて切った時に筆に加工する「胎毛筆」は割と以前から聞く話で、私の周りでも胎毛筆を作る話は出ていました。うちは生まれた時から剛毛のクルンクルンだったので、「これで筆とか…」と言いながら完全にスルーしました。
最近では筆じゃなくても「ファーストヘアカット」として、瓶などに可愛らしく髪の毛を保管する方法もあるそうです。
初めて抜けた乳歯を保管する「乳歯入れ」・・・私の知る限りでは歯の形をしたケースが有った様に覚えているんですが、ネットで調べたら出てきたのは順番に上の歯と下の歯を入れられる様に20個の穴が空いた立派なケース!高いものだと3万円・・・
でも、これって大きくなった時に親からもらうのってどうなんだろうと。逆に子供から「いらない」って言われたら・・・親子関係が悪かったら?そのまま置いておく?どう処分する?処分できるのかな?
まぁ、そんなことを考えるので、何も残せてないんですよね。写真すら必要最小限。保育園では、写っている写真を焼き増ししてくれていて、連絡帳と一緒に入れてもらえていたんですが、小学校に上がると遠足や社会見学・修学旅行など、親が行かない学校行事の写真が張り出されて欲しい番号を封筒に書き込み、購入申し込みをします。子供に任せるとたとえ自分が半身しか写っていなくても申し込みをするので、参観日など学校に行った時に確認し・・・結局、集合写真と、ものすごく中心で写っているせいぜい一枚か二枚を買う事に。子供は「申し込んだやつが入っていない!」と怒りますが、結局整理整頓できないのは親子似た者同士なので。