PTAって必要ですか?

オンナの叫び

あなたは、PTAに誘われたら参加しますか?断りますか?

このP T A。意気揚々と役員に立候補する人は珍しいほうで、むしろ「子どもたちのためなら…」とか「せっかく推薦されたから…」とか、なんだか一歩引いたスタンスで参加している人が多いという印象はありませんか?

しかも、引き受けたら業務はすべて「ボランティア」。とはいえ「自主的に」や「任意で」のニュアンスはほぼゼロ。「役員なんだからやるよね?」と、周りの圧力によって強引に押される形で話が進むのです。

母親には、仕事、育児、家庭があります。

PTAまでやらせますか?

親の負担を増やしてまで、PTAって本当に必要ですか?

そもそもP T Aとは「Parent-Teacher-Association」の略。

親と教職員によって、学校ごとに組織された「社会教育関係団体」の事を言います。簡単にいうと、保護者と先生たちが協力して、子供たちがよりよい学校生活を送るためのサポートをする、というもの。

ただし、ある条件が付き物です。それは、あくまで「ボランティア」として、学校行事におけるあれやこれやを引き受けること

例えば、保護者に情報共有するための会報を作る、子供たちが安全に登下校できるように横断歩道に立って交通安全の旗を振る。このあたりは子どもの学校生活のためを思えば納得できる業務内容です。これぞPTA。

でも、これもPTA。

各教室のカーテンを家庭に持ち帰り洗濯をしてアイロンをかける。

夏場の校庭の伸びた雑草を刈り取る。

興味のない講演会に出席させられる…

え?これもPTA?

カーテンなんて、みんなでお金を出し合ってクリーニングに出せば良い。

全校生徒で一斉に校庭に出て草むしりすれば、5分くらいで終わるのでは?

講演会は興味のある人が行くべき。

PTA役員は、何でも屋さんじゃない!

そもそも、PTAを断ったら何か不都合があるのでしょうか?

これが最大の謎。わたしの子どもが通う学校では、PTA会員にならないと色々な弊害が付いて回る、という噂があります。例えば、卒業式の後に卒業アルバムがもらえない。それだけでなく、紅白饅頭ももらえない。

え?マジで?って思いませんか?

卒業式の思い出なのに、教室で先生から一つ一つ手渡しされるはずなのに。

アルバムをもらえない生徒がいるなんて!? 

あくまで噂の域を出ませんが…本当だったら子どもがかわいそう。だから真実は分からないけれど、見えない圧に押されて不本意ながらわたしも「PTA会員」になりました。

PTA役員を免除してもらうには?

専業主婦が今よりも多くて働く女性が珍しかったころは「仕事をしているのでPTA活動は無理です」と、ハッキリ断る免罪符がありました。

でも、働くお母さんが増えたのでその言い訳は通用しなくなり、運よくPTA役員を免除されるのは「妊娠中、もしくは1歳以下の乳幼児がいる家庭」だけ。

とはいえ、それが義務教育の間ずっと通用するはずありません。

基本的に子供の在学中1回は何かしら役員が回ってきます。

さらに「PTAがあるから来週は仕事を休んでください」とか「この日は集まりがありますから午前中は時間を開けてください」なんて急に言われることも。

わたしの予定はお構いなし。こんなに振り回されて、どれぐらいの人が前日に予定を調整して参加できるのでしょう・・・?

PTA役員、興味はあるけれど分かってもらえない

何を隠そう、私は人をまとめることが大好き。PTAの業務にも興味があるし、頼まれたらやれなくもない、と高を括っていました。けれど、そもそも私にはその資格すらなかったのです。

なぜなら我が家の子どもは「転校生」だから。

「新参者」の扱いは、子どもだけじゃないのです。親である私も、すでに出来上がっている仲良しママ友グループで組んでいるPTA役員の中に入るのは、どう考えても無理でした。しかもわたしの場合、週の半分以上が地方への出張仕事だったため、それを理由にPTAを免除してもらっていた身です。

そんなわたしにPTA役員なんて、とてもじゃないけど務まりません。

おかげで「子どもを預けているのだから、お手伝いをするのは当然」

「子供に関心がないのか」なんて、周りから心無いことを言われたことも。

PTAに興味があるのに、まるで相手にされない。

私の関心を、分かってくれない。

どうして、ひどいことまで言われなければならないのか?

PTAを断り続けたオンナの末路

コロナ禍になり、自粛生活の影響は「休校」だけに留まりませんでした。PTA役員の人数や活動も制限されるようになったのです。おかげで今年も「役員」は免れたのですが…ついに今まで逃げていたツケが回ってきました。

クラスの中でも数少ない「6年間何もしていない親」だったわたし。夏休み前に「これぐらいは協力してよね」ぐらいの圧力で子どもがっ学校から持ち帰ってきた仕事が、ベルマーク収集。同じ点数でまとめて10枚1束にするという作業。コロナ禍だから在宅でやることになったけれど、本来ならこれを学校に行ってやるのか…お願いだから勘弁して!!

やれと言われたらやります。でも自分から進んでやりたいわけじゃない。一歩引いて見ると、あれは井戸端会議の延長をわざわざ学校に集まってやっているような気がします。

仕事、育児、家庭、PTA。全国のお母さん。そんな時間、ありますか?

PTAって本当に、必要ですか?

別にやれなくもない。でもやらないのは、わたしなりの正義があるから。

PTA役員を断り続けるわたしを「悪」だと思わないでください。

書いた人 奈央

3人息子と暮らすシングルマザー。在宅ワークと派遣を掛け持ち中。どうしてこの国は、労働も子育てもこんなにやりづらいんだろう?学校、職場に不満を抱きつつ、いつか...

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