夫はモラハラ。でも優しいところもある。

オンナの叫び

結婚相手に求めること。

「優しさ、真面目、職の安定、決断力」

結婚前まで備わっていると思った相手は、結婚を境に少しずつ変わっていった。

結婚の理想と現実との違いが幕を開けた瞬間でもある。

結婚してから知った夫の顔

同居まで大らかで柔らかな表情しか見せず、 何事も計画的な行動と時間通りに動く頼もしい旦那さんだった。

しかし、決めた時間通りに動けないと表情は険しくなり声をかけてもシカト。

ルーズな私も悪い、けれどこうなると言葉でのやり取りは完全に中断される。

これはまだ、序盤に過ぎない。

子供が産まれ両親が孫に会いに遊びに来ると、子供との時間を邪魔されることで表情は険しくなり不機嫌な表情のまま無言、両親は徐々に旦那がいない日に来るようになった。

子供を溺愛し優しい一面もあるが、成長と共に子に対しても変化が訪れる。 子供がぶつかっただけなのに舌打ち、そして壁を蹴ってその場からいなくなる。タバコを吸って落ち着くと大らかな表情となって戻ってくる始末。ここまでくると身体の一部にオンオフがあるのかと思うほどだが、私も子供達も変貌ぶりについていけなくなっていく。

こんな生活が何年も続き私も子どもたちも精神的に限界が近づいていた。

我慢できなかった私のとった行動

友達の旦那さんが羨ましく思った時期もあった、”隣の芝生は良く見える”というけれど、側から見たら我が家もそう見られていたのかもしれない。 羨ましいと思った友達は今は離婚している。

私以上に、育児本を読んだり子煩悩な姿もあるけれど、時折顔を出すモラハラといえる言動は、 私からの”離婚宣告”によって夫婦間のやりとり、そして子どもたちとの関わり方を少しずつ変えて いった。

離婚宣言に対して旦那さんからの提案は、「3ヶ月様子をみて無理だと思うなら離婚をすれば良い」というもの。

結局、旦那さんは仕事が忙しくなったタイミングで距離を置くようになってキレることも減っていったが、長くは続かなかった。

しかし、変わったのは私だったのかもしれない。

キレたり不機嫌になる度に理由を聞き、間違えている時は旦那さんにも子供にも同じように第三 者として伝えるようにした。時に、キレたら私もキレてみた。納得しない時もあるけれど旦那さんは 自分の思いを吐き出すようになった。

離婚を決意した女は強くなるのだろう、結局私は、目の前で起きていることに向き合えていなかったのかもしれない。

“モラハラとは、精神的な言葉による暴言や態度によって相手に精神的な苦痛を与える行為である”

モラハラ旦那へと繋がるパターンとして、子供の頃に育った環境や影響(特に甘やかされて育った人)、自己愛性パーソナリティ障害、これは精神疾患に当てはまり、こういうことからモラハラへと繋がることがある。そこを理解すると、ある程度の妥協が見つかるのかもしれない。

あとは、自分自身が強くなること。 そして、気を紛らわせることを見つけ心の逃げ道をつくっておくことが重要だと今は思う。

成長した子どもたちは、旦那さんと2人になることを今も嫌がる。 「離婚したらいいのに」と言われることもある。

しかし、結婚した頃から変わらない家族のことを大切に思う気持ちや、愚痴も言わない真面目なところ、そして仕事も頑張る変わらない姿もあって、不機嫌にならなければ優しく良いところもある。

今は離婚から遠ざかっているが、だからといって今までされたこと忘れたわけではない。 今はただ、その日が来ても大丈夫なように万全の準備をしている自分もいるから。

書いた人 サナ

仕事と3人の子育てしながら作家への夢を追い続けるアラフォーママ。 一年の半分は神輿を担いでいる女。  中退していた高校を30代で卒業、その後介護福祉士になる...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧