こんなはずじゃなかった?!新卒でアパレルに入社したら配属先はおばさまブランド?!

オンナの叫び

20うん年前、いわゆる「就職氷河期」と呼ばれていた時代に就職活動をしました。何故だかわからないけれど「どうにかなるだろう」と思っていた私は、OG訪問も企業にアポイントを取ることもせず、クラブを引退したこともあって、バイト以外の用事のない「有り得ないぐらい有意義な夏休み」を満喫していました。

そろそろ就職活動でもするかーと重い腰を上げた時は10月も半ばを過ぎて後輩たちが文化祭だ!模擬店だ!と浮き足立っていた頃でした。

難なく受かった就職活動!

働くとしたらコンピューター相手ではなく、人が相手の方がいいと思って履歴書を出したのが、某有名アパレルメーカー。ここに販売員として入社したら配属先は百貨店だと決まっていたので、面接の連絡が来たときは「よっしゃ!」とガッツポーズ。一次面接は集団面接とのことで、金髪を黒に戻し、リクルートスーツに身を包み面接会場に向かいました。業務内容、給料形態など一通りの説明を受けた後、「二次面接は自分に似合うと思う服でお越しください」と。

あちこちで「スーツじゃないの?」「似合う服って?」とザワザワしていた時に採用担当者がボソッと「まぁ、うちの服を着てきてもらえると嬉しいですね」と言ったのを聞き逃しませんでした!

ちゃんと帰りに百貨店に寄り、服を購入したのが功を奏し(?)無事に内定をゲットしました。こうしてゆるゆるな就職活動は1ヶ月ちょいで終わりました。後からやってくる困難なんか知る由もなく・・・

学歴による年齢差がこんなに影響するとは…!

4月1日の入社式で両隣の人と喋っていて、新入社員100名のうち、4大卒は私を入れて7名ということがわかりました。後は短大卒の二十歳か高卒の18歳。この年の差で配属先の明暗が分かれるとは!もともと、そのメーカーのブランドはCMで流れていた2、3個の物しか知らず、ざっくりと子供服・婦人服・紳士服・アクセサリーがあるぐらいの小さい小さい情報で、漠然と紳士服がいいなぁと思い、希望にも紳士服と書いていたのですが、配属先は超有名なブランドの「セカンドライン」。対象は表向きは20代の働く女性からミセスまでと幅広く、実際のお客様層はどう見ても50代ぐらいのお金持ちのおば様がた。中には若くても着れそうなTシャツやパンツも扱っているのですが、全身そのブランドで固めてしまうと+10歳はサバを読めそうな勢いです。

販売するにあたり、そのブランドの服を着用することが決められていたので、お給料をもらう前に高い「制服」を買う必要があります。あーあっちの若い子向きだったら普段でも着れるのになぁと倉庫でため息をついていたら、同じ様にため息をつく同期。彼女は体が小さいのに「大きいサイズの」ブランド。その時点で4大卒7人と喋ると全員が全員、接客相手がかなり年上だろと思えるブランドだったのです!

もちろん百貨店でも階がいわゆる「ミセス向け」の階で活気よりも落ち着きが勝る静か〜な音楽が流れる空間でした。

モヤモヤとした気持ちのまま接客をしてもおばさまには「そんなコーディネートは若作りみたいで着れない」と言われ、売れるのは単品が1日に1枚か2枚。

朝一にマネキンのコーディネートを考えて着せても、2時間後にはすっかり変えられる始末。「私はおばさんだから」と言ったお客様に愛想笑いをしてしまえば「笑われた💢」とクレームが入り、トホホな毎日。挙句に店長と副店長から「大卒のくせに何もできない」と数え上げたらキリがないほど言われ、入社3ヶ月もする頃には入店時から帰る時間をカウントダウンする様な毎日でした。

その会社は専門学校に行きたくなったので、という今思えば「なんじゃそりゃ」な理由をつけて辞めたのですが、あのアパレル時代は一体なんだったのだろう?

人間は何かしら意味があることに遭遇すると思うのですが、あの数年だけ今でもナゾな期間です。

書いた人 加藤有加

大手アパレルメーカーの販売員を経て、自身の無月経をツボ刺激で改善させたことから「薬に頼らない治療」に魅力を感じ鍼灸の世界に飛び込む。 手指鍼に出会い、内科的...

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