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親はこどもの味方?「私の味方」は、私を受け入れてくれる人。否定する人はお呼びじゃない!

オンナの叫び

いつも通り何気なくインスタグラムを見ていたら、「親はあなたの味方です!」って投稿がおすすめに表示されてきて、びっくりしてしまった。

ここまで育ててくれた恩がないわけじゃない。衣食住に教育。それなりにお金をかけて大切に育ててもらっているとは思う。

でも、だからといって親が必ずしも私が思う「私の味方」だとは限らない、って話。

憧れのインターン

実は先日、某テレビ局系列の制作会社の1Dayインターンに応募したところ、運良く参加できることになった。

第一志望のメディア業界には、中学生のときからずっと憧れ続けている。去年の夏にソラハナに参加してからというもの、今年の春からライターをやらせてもらったり、この夏からはリサーチをやらせてもらったりと、少しずつとはいえ、私は夢に近づいているつもりでいる。

世間では就活までまだ余裕があると見られる大学2年生のこの時期にインターンに応募したのは、新型コロナウイルスの影響が怖いのと、周りの人がどんどんインターンを始めているのを見て焦ったのと、親に「そろそろ就活始めたら?」って言われたのが理由。

親からの「絶対就職しなさいよ」という圧は、大学に入学してすぐからずっとかけ続けられていた。親から怒られるのと見放されるのが怖くて、大学から紹介される就活セミナーには、なんでもいいからとにかく片っ端から参加していた。

夏休み、私は一念発起した。全く何もやっていない状態から、就活アプリをダウンロードして登録して、たくさんの企業を探してエントリーして、企業研究もして、エントリーシートも書いて。忙しいことを言い訳にしてはいけないとも思うけど、バイトもライターもリサーチもこなしながらやっと通ったインターン。嬉しかったし、安心した。

日時が正確に決まってから、親にインターンに参加する報告をした。きちんと将来のこと考えてますよってアピールにもなるし、自分の行きたい会社のインターンだし。だけど、親から返ってきた言葉は、私を簡単に抉った。

「テレビ局なんて、なに夢みたいなこと言ってるの、現実見なさい」「あんたがテレビ局で働けるわけがない」「もっと身の丈にあったこと考えなさい」

わかってる、わかってる。言われなくたって、私がいちばんわかってる。でも、そこまで言わなくたっていいじゃん。

ちょっと褒めてほしかっただけなの

親は私がメディア業界を志望していることをよく思っていないというのは、もちろん前々から知っていた。

将来の話をしていると、よく「あんたみたいな子は公務員になるのがいちばんいい」なんて言われていたから。

公務員という職業がどうこう、というわけでは一切なく、ただ親の思い通りになってたまるかって一心で、公務員を勧められるたびに「私は公務員には絶対ならない」と言い続けた。

そのおかげか、親も最近はそんなに公務員を勧めなくなったけど、やはり私がメディア業界を目指すことには反対している。

ただ、ちょっとでいいから、褒めてほしかった。「よかったね」とか、「この調子で頑張ってね」とか。受け入れてほしかった。否定されたかったわけじゃない。「現実見ろ」なんて、もう言われ慣れたけど。慣れたからって、傷つかないわけじゃない。

そっちが現実見てよ。

目の前にいる、今の私を、ちゃんと見てよ

話も聞いてくれないくせに。

どんなことしてるかも知らないくせに。

何にも気付いてくれないくせに。

私、今、ライターしてるんだよ。リサーチもしてるんだ。テレビのお仕事もちょっとだけ手伝わせてもらってるんだ。全部、SNSを駆使して出会った人に頂いたお仕事だよ。

言ってなかったけど、メンタルめちゃくちゃ弱いんだ。高校の頃は保健室に依存してたし、今だって、いつ現れるかわからない希死念慮と闘ってる日もあるんだよ。

知らないでしょ?だって、言ってないもん。バレて責められて怒られて、否定されて傷つけられるのが嫌だから。

私の将来のこと、たくさん心配してくれてるのはわかってる。愛されてないわけではないことも、一応わかってる。

でもね。

私のやりたいことを鼻で笑われて、否定されて、傷つけられたら。もう、味方だなんて、どうしても思えないんだよ。

話を聞いて一緒に悩んでくれる保健室の先生たちのほうが、私を信用してお仕事をくれる人たちのほうが、よっぽど信頼できる味方だよ。

「学校の先生は反対したけど、親は賛成してくれました」とか、「辛かったけど、親が支えてくれたから頑張れました」とか、よく聞くけど。

それは、需要と供給、つまり「子どもが思う自分の味方」と「親が思う子どもの味方」が一致してただけだと思う。

最初はすれ違っていたけれど、きちんと話し合って「味方」の見解をすり合わせた家庭もたくさんあるんだろうし、多くの家庭では、きっと、最後には子どもの意見が尊重されているんだろう。

ただ、うちは、無理だった。私を受け入れてくれる人は、私が思う「私の味方」は、ここにはいなかった。それだけのこと。

ほんとうは、いちばんわかってほしくて、いちばん応援してほしかったんだけどなぁ…。

日下寿乃

ココから自分色に染まるライター 神奈川県の湘南出身、2001年生まれの現役女子大生。都内の女子大で総合政策を学び、メディア業界に就職するためにさまざまなスキ...

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