女は男に目をつけられたら終わり。小田急線殺傷事件から改めて知ってほしい

オンナの叫び

2021/8/6、その日は花金。

三連休前で休みを迎えられる喜びを少なからずみんな抱いて帰っている午後8時。
事件は起こった。

私はリモートでの仕事を終わらせ、SNSを見ていた。そんな時間、
突如「小田急線・刃物を持った男」といったワードがタイムラインに現れた。

「何が起こっている…?」

不安になり、事件発生当日から二日後の今日まで犯人の供述は想像よりも酷いものだった。

明らかになった犯行動機

「約6年前から幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思った。誰でもよかった」

YahooJapanニュース

「以前サークルでばかにされ、出会い系でも断られるなどし、勝ち組の女や幸せそうなカップルを見ると殺したくなるようになった」

「快速急行は乗客が途中で降りられない。逃げ場もなく大量に殺せると思った」

サンスポ

上記は犯人が取調べにて話している内容である。

…正直絶句した。

こんな理由で人殺しをしていいのか?

たまたま同じ電車に居合わせただけ、

たまたま男に目をつけられただけ、

きっと休みを楽しみにしていただろうに。

もしかしたら友人とLINEで明日の予定について語っていたかもしれないのに。

そんな何も関係ない若い女性が重症であるということ。

決して許されることではない。

そして、その電車に自分が乗り合わせてしまったら?

もし、自分が狙われていたとしたら?

そう思うとゾッとする。

今日も電車に乗る機会があったが、周囲を警戒してしまう。そわそわ周りを見てしまう。

「もし、この中に大量殺人を考える人がいたら…?」

日常と密接に関わりのある電車での事件はそれくらい自分にとって衝撃だった。

街中でたまに見かける怖い男たち

たまに街中で怒号をあげている人を見かける。

その時いつも自分の心臓は早鐘のようになり、体は硬直し、手は震えてしまうのだ。

学生時代、電車の中で男性同士が小競り合いを起こしている場面に遭遇したことがある。

学校に行く朝の快速電車、車内にはそこそこ人が乗っておりぎゅうぎゅうではないが動ける状態ではない。

そんな時怒号が始まった。

「よく見ろよテメェ!ぶち殺されてぇのか!!!!」

突然のことにびっくりした。5m先で男性同士が言い争っていたのだ。

次の停留所まであと7駅。

朝の快速はほとんどとまらまかったのであと15分近く扉は開かない。

身動きが取れず、隣の車両にも行けない。でもヒートアップする声。

怖い。怖い。怖い。

パニックで頭が真っ白になっていた私はイヤホンの音を大きくし、聞こえないようにして目を背けていた。

幸い、近くにいた他の男性が止めてくれたこと、次の駅で男性たちが降りたので特に何もなかったが
あの時の記憶は10年近くたった今も忘れられない。

そして、まさに自分が絡まれたこともある。

当時付き合っていた彼氏と電車に乗っていると呂律の回らない男に

「なるぁにみてぇんだよぉぉ????なめぇてんのかぁぁぁ??」と突然叫ばれた。

どうやら彼氏と目があったらしく、いちゃもんをつけられたと思ったらしい。

怖い。怖い。怖い。

当時の私は、明らかに自分達に言っているそいつを無視し、彼に話し続けた。

「昨日のアニメなんだけどさぁ〜、ここの場面が…」

さっきの言葉は私たちに言われたわけじゃない。

私たちは無関係。

私は気づいていない。

刺激しないように、逃げない。でも必死に場を繋ぎ続けた。

その時もずっと話しかけられていたがひたすらに無視をした。

すると諦めたのか、疲れたのか知らないが、すっと椅子に座ったのだ。

その後もじーっと私たちを睨んできていたが、よっしゃ!!と内心思った。

このままやり過ごすこのままやり過ごす。

でも、自分の最寄り駅まで後数駅。

一緒に降りてこられたらどうしよう。終電で待ち構えられたらどうしよう。

ぐるぐるぐるぐる考えながらも必死で口は動かし続けた。

結局男は私の最寄り駅の数駅前で下車してくれたが、
降りたふりして別車両に乗られていても怖いので、
その日は用心して最寄りの別の駅で降りることになった。

男がいないとわかると緊張の糸がぷつっと切れたように涙が止まらなかった。

女は男に目をつけられたら終わりということ

女は男に勝てない。

一部を除いて大多数がそうだと思う。

私は小柄だし、握力もないし、体重も重くないので連れ去られるのも簡単だと思っている。

男性から投げ飛ばされたこともあるので、力では敵わないことは重々知っている。

だから、常日頃から男性を刺激しないように、目立たないように、周囲に変な人がいないか意識しながら過ごしている。

だって目をつけられたら終わりだから。

好きだからとしつこく付き纏われてストーカーされたことも、

嫌いだからとスカートの中を見られてクラスの男子たちに色を暴露されたことも。

嫌がる私を冗談だと羽交い締めにしたことも。

好きという感情も、嫌いという感情も、どちらも。

どちらも嫌で嫌で仕方なかった。

それでも、振り払ったら、拒否したら、逆上されてしまうかもしれない。

殴られるかもしれない。

何がこの人を刺激して、何で危険になるのか?

わからない。

そう思うと逃れられないのだ。

そうして私は目立たない選択肢を取ってきた。

刺激しない、近寄らない、目立たない。

それなのに、そこまでしていても今回のような事件は起こってしまう。

どれだけ気をつけていても、注意していても逃れられないことはある。

そんなことってないだろう。
そんなことあっていいはずがないだろう!

そう、思うのだ。

みんなに知っていて欲しい。

思っているより男を怖いと思っている女はいると。

男にとって女は同性よりも簡単に傷をつけることができると。

自分には関係ないなんて思わないでほしい。

同じ事件を起こさないためにも。

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