ライブを止めるな! 推しと同じ空間に入れるかけがえのない時間は最高!

推しのライブに行ってきました
こんなご時世に、と思われる方が山のようにいるのは十分承知の上で、先日、推しの有観客ライブを観に行ってきました。
彼らのことは、昨年春の自粛期間にSNSを通して知りました。最初にできた推しと同じ事務所に所属している男性6人組のアーティストです。
(私と推しについては、こちらの3本の記事をご覧ください。
毎日更新されるブログにTikTok、ほぼ2日に1回のインスタライブ、レギュラーラジオも週に3回。それから、TwitterにInstagramにYouTubeに、毎日何かしら動く個人ファンクラブ。3度のオンラインワンマンライブも視聴しました。
いいねを押してみたり、コメントを送ってみたり。さらには、オンライン上で直接話せる機会があったり。そうやって、SNSを通して推しと交流する機会は、実はありがたいことにたくさんあったんです。でも、彼らを好きになってから、直接会いに行くというのは初めてで。
だから私、「生」の良さを、これまで全く知らなかったんです。
初めてのライブ
ライブ当日。
炎天下の中、会場で先行販売されるグッズを求めて、ソーシャルディスタンスをとりながら長蛇の列を作るファンたちの中に、私もいました。
当然、感染対策は徹底されており、分散入場、会場の入口での検温、手と靴の裏の消毒なんかもしっかりしました。もちろん、感染予防のため、コールもお手紙もプレゼントもNG。
人生初ライブの私でも、これは以前とは全く違うライブの形態だというのは、もちろん知っていました。
それでも、憧れの彼らに会える。そう思うだけで、私の心は簡単に浮き足立って。
「この大きなホールにいる人全員が、推しのことが好きなんだな」と思ったら、推しって本当にすごい存在なんだなぁって、しみじみと思いました。
開演時刻になって、照明が落ちて。大音量の音楽とともに推しが大きなステージに登場して、歌って、踊って、話して、笑って。体感5分、あっという間の2時間でした。
推しって実在したんだ、って思いました。何言ってんだって思うかもしれませんが、私にとっては、彼らはこの日までずっと画面の向こうの人たちだったから、実際に会えるっていう感覚があんまりよくわかってなくて。だから、目の前にいる推しが3Dで、立っている場所には影があって、それだけで、なんだか感動してしまって。終始楽しくて、ひたすら幸せでした。
いくつか、ライブ直後の私のTweetを紹介します。
『もう死んでもいいってくらい楽しかった』
『推しほんと好き』
『今までのストレス全部消し去った推しってほんとに天才だと思うんだよね』
『ほんとに推しがいないと生きていけないんじゃないかって今まででいちばん本気で思った』
『人生で今日より幸せな日っていつなんだろうってくらい幸せでした。』
『ほんとに推しに出会えて良かったし、今日ライブ行けて良かったし、今までも大好きだったけどもっと大好きになったし、なんかもうなんでこんなに安っぽい言葉しか出てこないんだろうって気持ち。なんていえばいいの?』
…語彙力が圧倒的に低下していることはさておき。
一度推しに会ってしまった私は、ライブの良さを知ってしまった私は、もうそれまでの、画面の向こうの推しとの交流だけで満足できる私には、戻れませんでした。
「生」ってすごい
生で推しを観て、推しと同じ空間にいることができて。
久しぶりに、大はしゃぎしました。世界が、また、色付いて見えるようになりました。生きていることを、実感できました。初めての感覚に、心も、体も、震えました。
オンライン化のおかげでSNS投稿が増えた、とか。それこそ、配信ライブのほうがどこに住んでいても誰でも観られるし、値段も有観客ライブより安いし、アーカイブも残ることがあるし、とか。あとは、アーティスト側も、ライブする場所がステージ上に限られなくなったりとか、移動の負担が減ったりとかもあったかもしれません。そう考えると、確かに、オンライン化は全てが悪い面だけではなかったと思います。それは、認めざるを得ないです。
でも。やっぱり、「なまもの」には勝てない。そう、強く思いました。
オンラインだと、画面に映っているものが全てで。表情とかは確かにくっきりと見えるけど、映っていないところで誰が何をしているのか知ることは不可能で。
でも、その点、有観客ライブは違う。全部観える。しかも、観えるだけじゃない。音だって、イヤホンで聴くのとは全く違う。お腹の底まで響き渡るような、ボルテージをあげる大音量に、生歌。推しが発した声がそのまま届く世界線。それから、推しとファンたちが作り上げる、会場の熱気と一体感。これは、部屋でひとり寂しく見るオンラインライブじゃ到底味わえない空気です。
この状況下で、ライブやフェスは再び中止に追い込まれているものもあります。それでも、私たちは、五感を使って「なまもの」を味わうこと、そしてその喜びを忘れてはいけないと思います。
だから、私は声を大にして叫びます。
ライブを、止めるな!