「オンナなんだから」なに? 太りたいオンナの戯言

オンナの叫び

カテゴライズされるのは嫌い。特に「オンナなんだから」って言葉は大嫌い。オンナだからといって決められたレールの上を歩くのはまっぴらごめんだ。

これは、女子大に通い、周囲に「オンナ」を強制されつつある現役女子大生の私が、世間のオンナのステレオタイプに物申す話第3弾である。
(第1弾「オンナなんだから」なに? 料理ができないオンナの戯言、第2弾「オンナなんだから」なに? オシャレに興味がないオンナの戯言もぜひ合わせてご覧ください。)

細さは正義?

ぽっちゃりしている人を罵りつつダイエットサプリを大々的に宣伝するYouTubeの広告に、「痩せてキレイになろう!」みたいなジムの勧誘。Instagramのおすすめに出てくる投稿には「あなたもシンデレラ体重!」なんて書いてある。

オンナは細ければ細いほどいい。そんな偏見が見え隠れしている。

細いオンナって、全人類の憧れ。

テレビに映る女性芸能人も、アニメやマンガで描かれる女の子も、たいていは細くてすらっとしている。

確かに、あまりにも太っていると健康面が心配になるが、そこまでの人って実はそんなにいないと思う。というか、標準体重は「標準」なんだから、そのくらいあるのは普通なはず。それでも、多くのオンナが痩せようと年がら年中ダイエットをしている。

少し、私の話をしよう。

157.5、40.0、16.1。

なんの数字かというと、先日の健康診断の結果。身長、体重、BMI。備考欄には、「極度の痩せ型です。気になる症状が続く時はご相談ください。」と、ご丁寧にわざわざ手書きで書かれていた。

私が痩せているのは、昔からだ。もともと少食なのもあるが、幼い頃から食べても食べても太れない。どのくらい痩せていたかというと、父親が「小学校の運動会で、いちばん前に並んでいた子がすごく細くて、『栄養失調かなぁ、かわいそうになぁ』なんて思ってたらうちの娘だった。」って言うレベル。

「細くて羨ましい」なんて言われることもあったけれど、私にとっては彼女たちの方が羨ましかった。痩せすぎてていいことなんて全然ない。すぐに吹っ飛ばされたり、体調に異変が起こりやすかったり。もっと体がしっかりしていれば、と思うことはいくらでもあった。細すぎることは、私にとっては小さなコンプレックスだった。

「太りたい」なんて、言えない。

私も、「最近太っちゃってさぁ」「痩せなくちゃ」なんて、友達たちから毎年のように聞く。でも、そういうことを言っている子の多くはたいてい太っていない。本人は気にしているのかもしれないが、側から見れば十分細い。

それでも、「痩せたい」「ダイエットしなきゃ」の言葉に、同調圧力に従って頷いていた。

「太りたい」なんて言ったら、嫌われそうで。嫌われるのが怖くて。

ただ、この「痩せたい」って言葉がどれだけ本気なのかは人による。「ダイエットしなきゃ」と言いながらお菓子を頬張る子ももちろんいるわけで。

太りたい私は、いったいどこまで気を遣うのが正解なんだろう。

「痩せたい」って言ってる人のそばで甘いものを食べたりするのは遠回しな嫌がらせだし、
だからといって口だけの人の前でまで食べたいものを我慢するのも嫌だ。ううむ、難しいところ。

とにかく、痩せたいと言うも言わないも、
ダイエットをするもしないも個人の自由だけど、
やるなら私を巻き込まないで。

不言実行がいちばんかっこいいよ。

私は私の道を行くから。

それでいいでしょ?

書いた人 日下寿乃

神奈川県の湘南出身、2001年生まれの現役女子大生。都内の女子大で総合政策を学び、メディア業界に就職するためにさまざまなスキルを身につけるべく、ライター活動...

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