【アフリカに魅せられて】人種・恐怖の儀式 ~大自然の絶景と貧困の世界~

オンナの叫び

「アフリカに行きたい!」

2002年7月、念願のその日が来た。

死ぬまでに絶対行きたい場所、アフリカのサバンナ!

そこで待っていたのは期待以上の感動と、衝撃的な現実だった。

壮大な大自然と、野生の動物達。

独特な多民族の存在する地域。

その裏にある麻薬、暴動、紛争そして貧困。

「人類発祥の地」と言われているのに、文明は進歩していない。

多くの意味で、魅力も興味も尽きないエリアだ。

アフターコロナに向けて、この紀行文で旅気分を味わってみませんか?

旅のスタイルはセルフプロデュースから

旅の主な目的地その1。

東アフリカのタンザニア連合共和国。

ここでは、タランギレ、ンゴロンゴロ、セレンゲティ国立公園の3か所。

その2。東アフリカのケニア共和国のツァボ国立公園。

今から20年前、アフリカ旅行はまだそんなに人気ではなかった。

「えー!アフリカ行くの?信じられない。何しに?」

家族にも友人知人にも、クライアントにも。

おまけに、出発の日家から駅まで乗ったタクシーの運転手までも同じ質問をしてきた。

誰と行ったのか?って?

どうやって行ったのか?

費用はいくらかかるのかって?

そんなに仕事は休めるのかって?

☑旅の友 「類は友を呼ぶ」という言葉がある。

この1年前に仕事現場で、アフリカ好きな3人と運命の出会いをしていた。

平均年齢33歳。

☑旅の手配 「モチは餅屋」専門家を頼れ。

現地に支社のあるアフリカ専門旅行会社『道祖神』に相談。

「こことここに行きたい」(国立公園)」

「マサイ民族とも触れ合いたい」

「ナイロビの街を巡る時間も欲しい」

「ホテルは大型は嫌、現地感のあるホテル」

「フライトは乗り継ぎで構わないから、最長でもワンフライト7時間までにしてくれ」

(長時間のフライトは、発狂しそうなくらい苦痛を伴う)

「予算は、ひとり約50万、期間は2週間」

「日本人が好きな高級ホテルは望まない」

「現地感溢れるホテルでホットシャワーが出ればそれで充分」

「エアー、ホテル、現地ガイド、ドライバー、観光料等の必要経費を」

「あとは、御社のおススメを入れ込んで!」

と、まぁこんな感じで、私達オンナ4人のオリジナル旅の手配を頼んだのだった。

☑旅の日程 「15日間」

フリーランスで仕事をしていた私達なので、なんの問題も無し。

サバンナを巡るベストシーズンは、乾季。

幸いにも、その時期は私達の仕事はオフシーズン。

オトコとオンナそれぞれの儀式

まずは成田から、シンガポール、そしてドバイへと乗り継いだ。

ドバイ空港は、真っ金キン!

さすが石油王国 成金の空港だ。

近未来的でブランド、ゴールドの匂いが充満。

ブランドにも、ゴールドや宝石にも興味のない私達4人。

その私達が、最も興味を持ったのが、人種。

ドバイからナイロビへのフライトのため、チェックインゲートへ移動したその時、興味がマックスに。

彫りの深~い顔立ち、健康的で美しい褐色の肌。

そして、ブルーグリーンやヘーゼルカラーの吸い込まれるような瞳の色。

多くのアラブ系の女性に囲まれて、私は友達の顔と見比べていた。

何度も見比べ、とうとう口走ってしまった。

「ブスだね~(笑)」

「同じ人間と思えないよ」

旅の友達も、私の顔を見て大きくうなづいていた。

「なんだろうね、この違い」

お互いの顔をまじまじ見ながら、ため息だ、、、

そのフライトは、6割アラブ系。4割アフリカ系。

そして、金魚のフンのような私達、小さなブサイク日本人4人。

あわよくば、石油王に見染められたかったが、突きつけられたブス顔。

アラブ富豪の第3夫人の夢はあっけなく消えた。。。。

世界の人は日本人の顔を、『エキゾチック』とか言ってくれる。

がーーーー!

勘違いしちゃいかんよ!

それは私達が、『ぶさカワイイ』とか言ってる動物と同じだな。。。

神様は私達日本人に、代わりに何を与えてくれたのだろう?

絶世の美女で目の保養をしながら、日本を経ってから約23時間後、ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港に到着した。

空港では薄暗い中、ドーベルマンやシェパードの麻薬探知犬が、荷物のチェックをしていた。

電力不足の為、空港内の主要な所以外は電気が点いていない。

そしてお土産店も開いていない。

商売のチャンスを逃している。発展しないわけだわ。

この日はナイロビの、ゲストハウス風ホテルに一泊。

翌日は、タンザニアに陸路で移動のためシャトルバスに4人で乗り込んだ。

バスの乗客に当然日本人はいないし、この日は白人系の人もいなかった。

アフリカ系ブラックの人たちに、圧し潰されそうになり、強烈な体臭に耐え続けた約5時間の移動。

ナマンガの国境で出入国手続きをした。

ココで必要なのがビザの他に、イエローカード(黄熱病予防接種済)だった。

今後は、さらにコロナカード?が必要になるのだろうな~

タンザニアのアルーシャに到着すると、ドライバーのマリアが迎えに来てくれていた。

さあ!いよいよサバンナだ。

その道中、目に飛び込んできた場面にギョッ!

真っ黒な布を全身にまとい、頭にも真っ黒な膝ほどまでの長いベールをかぶり、そこに白い長い羽を二本刺している人種の集まりが。

黒い肌の顔に、白いペインティングのメイク?

「ナニ?部族?」

マリアが「大人のセレモニーだ」 ニヤリとした。

マサイ族の男子、成人の儀式=包茎手術!!!

えっ~!こんな道端でかよ!

この儀式を終了すると、あのマサイ族の特徴的な赤い服を許されるらしい。

痛みを乗り越えての、強いマサイのオトコになるための通過点だ。

ガンバレ~

そう、アフリカではまだこの様な儀式が多数残っている。

とりわけ衝撃を受けた儀式がある。

「女子割礼(女性器切除)」儀式、を聞いたことがありますか?

一説には、処女性、貞節、女性の性欲コントロールの為と。

あるいは、その昔「聖なる血を神に捧げる儀式」として女性が犠牲になったとも。

この女性器切除「女子割礼」儀式は、廃止運動が継続中のようだ。

だが、その始まりは驚くことに今から、100年以上も前の1920年にさかのぼる。

それでも、現在生存している人だけでも、2億人以上もの女性が、この女性器切除を経験しているというから驚きである。

同じ女性なのに、生まれ落ちた場所によりこんなにも、苦しい辛い経験をしなければならないという運命がある。

これをあなたは他人事と考えますか?

現実は、まだまだオンナが耐えなくてはいけない事がこの世にはたくさんある。

一日も早くオンナの一言、叫びが届き、この儀式が廃止されることを願うばかりだ。

To be continue…

書いた人 一二三輝恵

35年以上にわたり美容業界に携わり、その内25年以上をブライダル業界で働く。 元々脚本家を目指していたこともあり、ブライダル業界にて 新郎新婦からのヒアリン...

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