「産後の肥立ち」なんて気にせず仕事復帰、産後に休まなかったツケが十年越しに回ってきた!?

みなさんは「産後の肥立ち」という言葉、聞いたことありますか?
「産後の肥立ち」とは、出産後の女性が妊娠前の健康な体に戻る期間のこと。「産後の肥立ちが悪い」とは、なかなか体調が戻りきらず、床上げができない状態を言います。
中国ではその期間は1ヶ月、40日、2ヶ月、100日とその地方の風習や民族によって様々で、日本では出産時の状況によりますがだいたい6週から8週と言われています。
本来なら、入浴や洗髪もダメと言われる期間ですが、現代では冷暖房が完備されている、洗濯機などの家電が便利になっていることでその期間は徐々に短くなっています。
とは言え、一世一代の大仕事を10月10日かけて成し遂げた体が一瞬で元気になるはずはなく、やはりそれなりに休息は必要。特に初産が30歳を越えた方や2人目・3人目が40代に差しかかった方などいわゆる「高齢出産」になった方は要注意です。
私は、1人目を31歳、2人目を36歳で産みました。体力的には何も問題なく、出産直前まで仕事をし、2人目に至っては午前中に仕事、午後から出産で、退院後1日で仕事を始めていました。予約制の鍼灸治療が仕事だったために、
100パーセント朝から晩まで働いたわけではなく、日中は母の手助けをまるっきり当てにしてとても楽な思いをしていました。
これも出産の影響?歯にくるにも程がある
それから10年・・・お酒を飲みながらお菓子を食べていると口の中に明らかに食べた菓子とは違う噛み心地の何かが・・・!
ぺっと出すと、そこには真っ二つに割れた大事な奥歯・・・。
虫歯になった事がなく、歯だけは丈夫と自信を持っていたのに、
煎餅ごときにやられるなんて!!と悔しいやら悲しいやら。
そこからまた1年。次は朝に歯磨きをしていたら口の中に鉄の味。歯茎が傷付いたのかと思ったら、異物感・・・1年前に折れた歯の反対の奥歯が根こそぎ取れていました。
この時初めて、出産で歯を悪くする方が結構多いことと、産後に休まなかったことを思い出しました。
じゃああの時、もっと母に甘えて、家族に甘えて、としていたら避けられたか?と言えば、多分そうとは言い切れず、それなりに何かの影響が歯の方に出ていたとは思います。実際に乳児と2人きりで家にいることは苦手で、一刻も早く「仕事」という名目で外に出たいと思っていたので、「やるべき事がある」という状態はちょうど良かったのです。
産後の環境は人それぞれ。十分に休息できる人もいれば誰の助けも求める事ができない人や、助けを求めたくない頑張り屋さん、助けてもらっているのに余計なことをしちゃう人、様々です。ですが、10年後・20年後にビックリするようなツケを払いたくない方は産後すぐから下のツボ刺激を試してみてください。
準備するもの
- 沸騰したお湯
- コップ
- ティースプーン
- タオル
- 沸騰して火から下ろしたヤカンやポットのお湯をスプーンの掬う部分が浸かるぐらいコップなどに入れスプーンを温める。
- 温まったスプーンを手のひらの真ん中に当てる
- 冷めたらまた温めるを繰り返し手のひらの真ん中と周辺がピンク色になるまで続ける
手のひらの真ん中はお腹の中心「おへそ」にあたるツボで、おへそのツボの横には骨や耳の聞こえ方に関係する腎臓のツボがあります。お腹を温めることで内臓の働きを正常化させ、活発にします。腎臓のツボの刺激は、後々にダメージが来るのをできるだけ抑えるためです。
腎臓のツボの刺激は更年期を過ぎて閉経した女性にもオススメです。
骨粗しょう症の予防や耳鳴りなど老化現象を緩やかにしますのでぜひ覚えてくださいね。