いつから始まる?オンナの嫉妬が渦巻く、嫁姑の腹の探り合い!

オンナの叫び

人は誰もが、自ら喧嘩をしようとは思わない。
それが自分の愛した人の肉親、お母様なら尚の事だ。

後から家族に入れてもらった新人「嫁」という立場。
始めはなるべく、仲良く円満に過ごして行きたいと思っている。

一方で、迎え入れる「姑」という立場。
新しい家族が増える事を願っているのか、いないのか?

一人のオトコとオンナが結婚すると?

結婚した二人の、新しい家族が出来る事だけではない。
結婚前の家族形成に、色々な意味で影響が出てくるという事だ。
これからの数十年間の、新しい家族の形を作り上げるのは嫁、姑にかかっているのではないのだろうか?

 

オンナはオトコの3歩後ろを歩け?

「御新郎の立ち位置は、基本右側です」
「御新婦は必ずご新郎の、一歩後ろにお立ち下さい」

これは私がブライダルの仕事をしていた時、お仕度終了後に必ず言うことにした言葉だ。

新郎新婦二人がゲストのテーブルを回る前にも再度!

「御新郎様、必ず一歩前を歩いて下さいね」
「御新婦様は、必ず後ろについて下さいね」

 

ゲストテーブルを回る演出、通称ラウンド。

例えば、キャンドルサービスやプレゼントを配って回るなど。
目的はゲストの方に、それぞれの伴侶を紹介することだ。

それはある日を境に始まったのだ。

私がプロデューサーとして施行した、レストランでの挙式&披露宴の時。
お二人の印象は、ごく一般的なカップルだった。

順調に進んでいた披露宴。
レストランのキャプテンがラウンドの誘導を始めた。

数テーブル回ったところで、見ていて少し気になったことがあった。
この時、このような状態を対処しておくべきだった。
後になって反省した。

「なんでうちの息子の前に出るの!」

(あっっ~。やっぱりそう感じちゃったのね、、、)

「あれじゃあ、尻に敷かれているように見えた!」

披露宴終了後、御新郎のお母さまからご指摘された。

「申し訳ありません。こちらの御誘導が至らなかったです」

ラウンド途中から、御新婦が御新郎の前を歩き出したのだ。

ドレスを着ている新婦の下半身はボリュームがすごい。
そして、新婦の後ろにはアテンダーと呼ばれる、お世話係がついていて、ドレスのケアをしている。
新婦、アテンダー、新郎の順になってしまっていた。

この時のラウンドはプチギフトを配ること。
御新郎がギフトの入ったかごを持っていた。

基本的にはラウンドの時くらいはお二人に、のびのびとした時間を提供したい気持ちがあった。

しかし気づけば御新婦がズンズンと前を歩く。
御新郎は、後ろからついて行くだけの絵面になっていた。
(ちょっと、かっこ悪いなぁ)

私がそのように感じたのだから、お母さまのお怒りも仕方ない。

大事に育てた我が息子が!
どこぞのオンナの尻に敷かれている。

そう、受け止めざるを得ない状況。
それを、結婚式の日に世間様にさらしてしまったのだ。

「男尊女卑」とは言わないまでも。
まだまだ日本では「夫を立てる」ことが必要なシーンはある。

この日以来、私はラウンドの時に新郎が後ろに下がりそうになると、背中を押すことにしたのだ!

同時に、新婦のドレスを引っ張る!

「御新郎様、前を歩いて下さい!御新婦様は後ろです!」

何度となく、そう言い続けていた。

だって、、、、
現代の女性は、どうしてもオトコの前に出たがるから。

姑は負けたくないんだ、最大のライバル嫁に


オーストラリア人の心理学者である、アルフレッドアドラー。
彼はこんな事を言ってます。

「あなたの悪口が好きな人はあなたを脅威だと思っています。
悪口を言われているということは、その人は自分に自信がなくて、あなたに負けたくないと強がっているのです」

これは、あらゆる人間関係に共通している事なのではないでしょうか?

結婚を控えた息子を持つKさん。
彼女は私が知る限り、自分より相手のことを優先する、とても優しい性格の持ち主。

そのKさんが私に珍しく、愚痴をこぼした。

「息子がAちゃん(息子さんの婚約者)が具合が悪いっていうから、家まで行ってくる、って言うのよ」

その時の息子さんは仕事が忙しく、睡眠不足が続いてました。

「だから私、えっ?あなた疲れてるんでしょ。行くの?って」

「一人で具合悪いのはかわいそうだし、心配だから。だって」

「この時私、Aちゃんに対して、コノヤローって思っちゃったのよ」

きっとKさんは、息子さんの身体の心配をしたのでしょう。

それと同時に、少なからずAちゃんに取られると感じたのではないでしょうか?
(人の痛みのわかる頼りになる男性、私はそう思ったが)

母親から見たら、息子にとって最も近い女性は自分だったのに。。。
幼い頃、よく体調を崩したりケガをしたりと、心配をかけた息子。

『私が居なければ生きていけない存在』
『誰よりも、私のことが大好きだったのに』

そこで時は止まってしまっている。
その子が、いつのまにか自分の身体のことより、Aちゃんを優先するようになった。

息子さんに『大事な人ができた』という事実を見た。

男の子というのは、母親にとってやはり恋人なのでは?

自分と似ている部分と、愛する夫に似ている部分。
育て上げた達成感もあり、可愛くて仕方ないのが息子という存在なのだろう。

逆を見てみよう。
「娘さんに彼氏ができたら?」
「お嬢さんを下さい、と言われたら?」

その質問に世の中の父親は、ひとつ返事では納得しない。

「そんな日が来ることは考えたくない」
「張り倒してやりたい」

等など、文句を付けたがると言うではないか。

「大きくなったらお父さんのお嫁さんになる」
そう言ってた娘もまた、父親にとって恋人なのだ。

母親ならば、尚更その想いは強い。
自分のお腹で守り、育て、死に物狂いで産んだ命だ。

「嫁」となるオンナは、強く認識しなければならない。

自分がもらわれるだけではない、という事を。
結婚と同時に、夫をもらうのだ。

あなたの結婚相手は「姑」の分身である。

あなたにとっても「姑」にとっても、世界中で最も愛すべきオトコなのだという事を。

書いた人 一二三輝恵

35年以上にわたり美容業界に携わり、その内25年以上をブライダル業界で働く。 元々脚本家を目指していたこともあり、ブライダル業界にて 新郎新婦からのヒアリン...

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