大きいお尻の何が悪いの?私のコンプレックスは大きなチャームポイント!

オンナの叫び

少し前まで、大きいお尻がコンプレックスだった。
小さい頃から父が母の大きなお尻をからかうのを見ていたから、
無意識のうちに「お尻が大きいのはからかわれること、恥ずかしいことなんだ」と思い込むようになっていたのだと思う。

小尻に憧れていたあの頃

それでなくたって、いわゆる「小尻信仰」は日本では根深い。

テレビや雑誌で見るモデルや女優は、みーんなお尻が小さい。日本で「美ボディ」ともてはやされているのは、お尻の小さい人ばかりだ。

お尻の形が出るのが嫌で、タイトなジーンズやスカートが履けなくなった。
小さなお尻ですっきりとスキニーデニムを履きこなしているひとを見るたび、
「いいなぁ、お尻が小さくて」と思わず声に出してしまうほど、わたしは自分の大きなお尻が嫌いだった。

ファッション誌を見ても、モデルの小さいお尻に目が行ってしまう。

この人も、この人も、みんなお尻が小さい……なんだかなぁ、と思いながらページを捲っていたわたしだが、
あるページでふと手を止めた。

そして、そこに写っているものに衝撃を受けた。

そこに写っていたのは、真っ赤なTバックの水着を身に着けた、モデルのカイリー・ジェンナーだった。
わたしが衝撃を受けたのは、彼女のお尻がまんまるで大きかったからだ。

すごい、大きなお尻をこんなふうに堂々と出せる人がいるなんて……、わたしの目は彼女に釘付けになった。

そして、「かっこいい……」とため息をついた。

大きなお尻をみんなに見せつけるように出しているカイリー・ジェンナー……、なんてかっこいいんだろう!

もしかして、大きいお尻って本当はセクシーで魅力的なんだろうか。
だって、彼女のお尻はこんなにもセクシーで、キュートで、わたしの心を捉えて離さないじゃないか。

もしかしたら、わたしの大きなお尻も本当はチャームポイントになるのかもしれない……!

自分の大きなお尻も最高にキュート!

それをたしかめてみたくなったわたしは、ランジェリーショップに駆け込んだ。

そして、淡いパステルカラーのブラジャーと、それとセットになっているTバックのパンティを買った。
Tバックを買うなんて生まれてはじめてで、お会計をしながら胸がドキドキした。

家に帰って、買ったばかりのTバックを取り出し、おそるおそる履いてみる。そして、鏡に映る自分のお尻を見て……

「え、めっちゃ可愛いんやけど」

思わずそう声に出していた。まん丸で大きいわたしのお尻。

カイリー・ジェンナーほどボリュームはないし、彼女ほどセクシーではないけれど、
プリンっとTバックのパンティから顔を覗かせるわたしのお尻は、ものすごくキュートだった。

それからというもの、わたしはだんだん自分のお尻が好きになっていき、今や大きなお尻はわたしのチャームポイントになった。

今は被写体として活動もしているのだけれど、下着撮影の場でカメラマンに「お尻撮ってください!」なんてお願いするくらい。
Tバックを履くことも増えた。

そして、自分ではコンプレックスだと思っていることでも、本当はチャームポイントになり得るのだということを知った。

大きいお尻はセクシーで魅力的なんだということがわかったし、
たとえばわたしはあまり好きじゃない薄い唇だって、友達は「唇が小さいの可愛い」と言ってくれる。

顔や体のどんなパーツだって、そのひとつひとつがその人のチャームポイントなのだ。

もしあなたにコンプレックスがあるなら、まず「そのコンプレックス(だと思いこんでいるもの)を武器にしている人」を探してみてほしい。
わたしがカイリー・ジェンナーを見つけたのと同じように。

そうすれば、少しずつ 少しずつ、コンプレックスはチャームポイントに変わっていくはずだから。

隠してちゃもったいない!

書いた人 静紅

"1996年生まれ、大阪在住の文筆家。 小学生の頃から執筆活動を始め、現在はフリーライターとしても活動中。 メインテーマである「官能と恋」のみにとどまらず、...

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