病気だから悪くない?病気や障がいを盾にすると何もかも許されるのか?

オンナの叫び

#乗車拒否
Twitterのトレンドに乗ったワード。
初めてみたときは障がいを持っている人が酷い扱いを受けた話かと思った。

蓋を開けてみると、”障がいを持つワタシは健常者と同様の生活を送るためにサポートされるのは当然だ。”という内容だった。

あぁ…、またか。

障がいを持つ自分は何をしても許されるという考え方に出会うのは何度目だろうか。

「俺、統合失調症なんだ」

大学1年生の時、私にはいわゆるいつメンというグループにいた。
共通点もないのに私たちは知り合って急速に仲良くなった。
毎日ずっと一生に過ごしながら週に一回は遊ぶ仲だった。

そんな時、ある一人の友人からカミングアウトをされた。

「俺、統合失調症なんだ」

彼は大学の受験期に病んで統合失調症にかかり、精神病院で半年間隔離生活を過ごし、
二年間かけて受験勉強を行って大学に入学してきたという。

見せてもらった学生証は3つも年上だった。

「今でも薬飲まなきゃ不安になっちゃうんだよ笑」

笑顔で言っていた彼はどこか不安そうな顔をしていた。

カミングアウトして拒絶されたらどうしようかと思っていたという彼の心は綺麗なものだったのだと思う。

この時までは。

差別は、一番許せない

元々障がいを持つかたや精神的な病気をもつ人と関わる機会の多かった私は”差別”が一番嫌い。

「あいつ変だな、ガイジかよwww」

普通じゃない人を見つけるたびに小馬鹿にするために口にするこの言葉が大嫌いだ。

”障害児”の略のガイジという言葉を人を蔑むためだけに使う奴らは反吐が出るくらい嫌いで、
親しい友人が言ったものなら縁はそこで終了する私にとっての地雷ワードだった。

そんな私は障がいや病気はその人の性格と同じものであって、拒絶や差別の対象となることはない。

痛みも悩みも分かるので、自分にできる手助けをするのがあたり前で過ごしていたから、
カミングアウトされてもそうなんだ以上の感情はわかなかった。

むしろ私ができることがあるなら力になろうとさえ思っていた。

きっかけは彼女との亀裂

仲良くなった時、彼女のいた彼は素っ気なくなる彼女の態度に不安を抱いていた。

電話が素っ気なかった。最近冷たい。

小さな不安が積もり積もっていた彼は不安定な状態だった。

私はそんな彼の話をただ聞いてあげた。

ただそれだけだった。

それからすぐ別れたという報告があった。

でも彼の顔は笑顔だった。

「だって俺には、A子がいるから!」

依存先が私に…、日によって波のある対応

彼の依存先が彼女から私に変わったことで様々なことが起こった。

「好きだよ、二人きりになりたいな。」

真っ直ぐに伝えられる愛の告白。

でも、私は彼が好きではないから答えられなかった。

「ごめん。今後も友達で。」

それでも一緒にいれるならと了承してくれたが、

その後が酷かった。

不安な気持ちはすぐに吐露する彼はわかりやすく、危うかったのだ。

他の男子と話すと不機嫌になる。

学校を休んだときは鳴り止まない通知。

”なんでいないの?” ”どこにいるの?” ”誰といるの?”

毎日、延々に続くやりとり。

私と二人きりになるために待ち伏せる。

私の態度ひとつでグループの友人を無視し始める。

「A子が好きだから、不安になる」

負担でしかなかった。

我慢できない、俺抜ける

仲良しグループはいつの間にか7人くらいの大人数のグループになっていた。

そんなある日、機嫌の悪い私から軽くあしらわれた彼は我慢できなくなって言った。

「これ以上他の男子と仲良くしているのを見たくない。俺のものにならないならグループ抜ける。」

いきなりの宣言におそろいた私は彼を引き留めた。

他のみんなは彼がわたしのことを好きなことを知らないからだ。

そう言っても彼の耳に残らなかった。

その日、彼はグループを抜けた。

裏切りの嘘、俺は悪くない!

そんな中、7人グループの途中から仲良くなった人からある話を聞いた。

「俺、グループ抜ける。A子の態度が悪くて耐えられない。」

それは彼がその友人に話した言葉だった。

…え?

よくよく聞くと一年以上前から新規で仲良くなった3人に向けて私の悪口を言いふらしていたと。

A子はわがまま。態度が横柄。グループにあいつがいなければいいのに。

嘘だと思った。

他の友人が俺も聞いてみるから電話をスピーカーで聞いて一緒に確認しようといってくれた。

悪いことだと思ったけど、本当か確かめたかった。

電話の向こう側の彼の声ではっきりと聞いた。

「あいつがいなくなればいいけど、無理だから俺が抜ける。」

ショックだった。

あんなに我慢したのに。

悪口を言いふらしていた理由は私を他の人に取られたくなかったから。

自分がフラれたという事実を隠し、意気揚々と嘘を周りにいう彼を許せなかった。

そして、そんな私に彼はこう言ったのだ。

「俺は病気だから何も悪くない。可哀想だろ?だから許される。」

許す許さないに病気も何も関係はない

私はその時まで嘘をついてまでも人を悪く思わせる人がいるなんて知らなかった。

病気であることを盾に自分の無実を主張する人がいることも。

いろんな人と接しているからこそすべての人がそうだということがないことはわかる。

それでもいるのだ。

自分は何をしても許される。なぜなら病気だからという人が。

助けてもらって当たり前、病気だから精神が不安定なのも当たり前。

他人が傷ついてもお構いなしと。

そんな人が初めてあった病気や障がいを持った人ならどう思うだろうか?

みんなにお願いしたい。

どうかその自分勝手な態度でその他の不自由な人たちの支援の幅を狭くさせないで。

しっかり想像して。

自分の行動が、どれだけの人に迷惑をかけるかを。

 

tokumei

誰にも見つからないように、気づかれないように 心の奥にしまった想い あなたはのぞいてくれますか?

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧