オンライン上で繋がったあの子たちは果たして「友達」なのだろうか?

オンナの叫び

「あなたには友達が何人いますか?」

この問いに即答できる人はすごいと思う。
LINE友達とか、TwitterやInstagramのフォロワーの人数を聞いているのではなく、純粋に、あなたがこの人は私の友達だ!って思っている人は何人いますか?ってこと。

多くの人が一度は考えたことがある、でもパッと答えは思いつかない、典型的な質問。

例に漏れず私にとってもこの問いは難題で。滅多にないけど、聞かれるといつも困ってしまう。

だって、クラスメイトでも、よく話しかけてくれる子もいれば業務連絡みたいな会話しかしたことがない子もいるし。部活の同期でも、休みの日に一緒に遊びにいくような子もいれば部活中以外は一切関わらないような子もいるし。歳が違っても家族ぐるみの付き合いをしているような子もいれば同じマンションに住んでいてもほとんど話さない同級生もいる。

いちばん怖いパターンは、こちらは相手のことを友達だと思っているのに、相手は私のことを思っていないとき。「え、私たち友達だと思ってたのに…」ってやつ。このあと悲劇しか起きないのが目に見えている。

どこからどこまでが「友達」?

じゃあ、どのくらいの距離感で付き合っている人のことを「友達」って呼ぶんだろう。

19歳陰キャ女子大生の私が思う「友達」の定義は以下の通り。

 

・道ですれ違ったら声をかける人
・よくLINEやDMをして、かつそれが続く人
・約束して遊びにいく人
・誕生日に連絡をする人
・ものの貸し借りができる人
・目的もなく集まってずっと話せる人
・コロナ禍で会えない時に会いたいと思った人

 

これを鑑みると、今の私が「友達」だと認識しているのはだいたい十人ちょっとになる。あとの人たちは、もしかしたら世間的には友達のように見えるのかもしれないけれど、私はそれほど親しいとは思っていない。ただの同級生。ただの近所の人。その程度。

 

正直、コロナ禍でも連絡を取らなかった人とは、この先も連絡を取らず疎遠になっていくのだろうと思う。あれだけ時間があったのに連絡しなかった、それが現実。人間関係の中に生まれた溝は、作るのは容易いのに埋めるのは難しい。逆に、一度は離れたのにコロナ禍になってから久しぶりに連絡を取った人もいる。そういう人たちとの縁はこれからも続けていきたい。

 

ただし、ここまでは、「現実で会ったことがある人」との友達関係に限った話。問題は、ここから。

 

オンライン上での「友達」作り

大学生になると同時に、オンライン授業がスタートした。
一人でも知った顔があればよかったのだがそんなことはなく、完全なるぼっち状態。周りに知っている人が一人もいない環境。
画面に映るのは、同期の名前(しかも英語の授業の関係でローマ字表記)と、たまに顔。
ランダムで複数人のブレイクアウトルームに分かれても、課題をこなすのが精いっぱいで深い話をする余裕なんてどこにもない。
通信環境が悪いからと声だけでやりとりをするときもある。
授業の関係で必要があってLINEを交換した子も何人かはいるけど、話すのは授業のことと課題のことだけで、その授業や課題が終わったら自然消滅。

 

…いや、無理無理!こんなんで友達作るなんて無理!雑談とかしてみたいけど、育った環境も住んでる場所も、場合によっては年齢も違うから、正しい話題もわからないし、変に墓穴掘って今後の大学生活を棒に振るのも怖いし。だから、大学の友達は、今のところゼロ。

 

お気づきのように、私の「友達」の定義は多分すごく狭い。世の中には、一回でも話したことがあって顔と名前が一致すればもう友達だよ!って人もたくさんいる。「友達」の定義って人それぞれ。だから人間関係って難しい。私の中の友達の定義が上記のままであるかぎり、オンライン上で友達を作るのは至難の業だ。友達を作るために大学に行くわけじゃないし、対面になれば必ず友達ができるってわけじゃないのはわかっているけど、早く集まって授業ができる環境になることを願いつつ、今いる友達との縁を大切にしていきたい。

書いた人 日下寿乃

神奈川県の湘南出身、2001年生まれの現役女子大生。都内の女子大で総合政策を学び、メディア業界に就職するためにさまざまなスキルを身につけるべく、ライター活動...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧