あなたにとっての思い出の香りは?ドルガバにはとても及ばない「青春の香り」

健康・メンタルヘルス

 

特定の香りが記憶に結びつく現象、プルースト効果。

私の場合は「汗」「金木犀」「冬」、この3つが青春時代を思い出させます。

淡い青春時代

高校時代の私は、しょうにも合わずスポーツ女子でした。

種目はまだまだマイナーな、フェンシング。

ヨーロッパの剣術が発達したスポーツで、「エペ」「サーブル」「フルーレ」の3種目あります。私は「フルーレ」を専門に日本代表の顧問の元日々、猛練習していました。

幅2m、長さ14mほどの限られた長さのピストと呼ばれる台の上で、中腰で前後に動き、惑わし惑わさられるという、身体を動かしながらも、思考と反射を止めてはいけないとってもきつい部活でした。

練習内容とは別に、とてもきつかったのが夏。

冷暖房設備の整っていない、小体育館というところで、授業がある日は夕方から、土日は朝から一番気温の高い昼まで練習に励んでいました。

見たことのある人はわかるかもしれませんが、フェンシングの装備は長袖、長ズボン。

あの中には、まだまだ着込んでるんです。

しかも、怪我をしないように厚手なんです。

練習中はサウナスーツを常に着ている気分。

そのおかげで、デトックス効果はあったかもしれませんが…

脱いだ後は天国のように感じました。

でも、想像できるかもしれませんが、常に洗濯などの手入れをしないとすーーーっごく、臭くなるんです。

用具などを置いておくことのできる部室もあったので、ユニフォームは持って帰って洗濯して乾いたらそこに置いていましたが、頭に被るマスクは洗うこともできないので、そういったどうしても洗えない装備の臭いが部室にこびりついていました。

もちろん、天日干しとかはしていましたけど、とても強烈な臭いで、部室に入る時は息を止めて、急いで出たほどでした。

あの頃はあんなに嫌だったのに、たまに練習に顔を出す時には、嗅ぎに行くほど懐かしい香りになりました。

思いがつまった秋模様

秋になると、日が暮れるのも早くなってきて、早く帰らなくてはいけないのですが、最寄りの駅に通っている電車は、時間によって1本逃すと1時間近く次の電車は来ない。

不便だなーと思いつつ、顧問の先生が体育館を閉めて、「お疲れ様でした」の挨拶をした後は、体育館の外に座り込み、隣の大体育館で練習をしていたバトミントン部の友達と恋バナをしたり、フェンシング部の後輩の愚痴を聞いたりしていました。

思えば、体育館の近くには、家があって、そこには金木犀の花が咲いていました。

今もあの甘くもさわやかな秋の香りが漂ってくるとものすごく懐かしい気持ちにしてくれます。

寂しいけど嫌じゃない、冬の寒さとともに

進学先も決まり、授業も少なくなってき始めた、高校最後の冬。

今は環境問題であまりないのですが、私が高校生くらいの時までは、夏には青かった稲穂を秋に乾燥させて、冬に稲藁を燃やしていたんです。

その燃やした匂いと、冬の風の香りが鼻につんと香ってきました。

あの香りは、高校生活の終わりとこれからの新しい生活を考えながら、残り少ない部活の練習に向かう通学路を思い出させます。

最初は嫌だった臭いが懐かしい香りになったり、特定の状況を思い出させる香り。

「香水」なんて曲がありますけど。

皆さんの青春の思い出の香りはなんですか?

書いた人 サツキ

ブラジルと日本のハーフ。 小学生の頃から、英語・ポルトガル語に触れる環境があり、語学ができると自惚れ外語大に入学を決意。帰国子女やネイティブに敵わず、挫折を...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧