息子と決めた新たな家族の形「産まないという選択」

妊活・出産

平等は無理に決まっている

 

離婚から6年後、今の旦那さんと再婚をした。

あたしの年齢は38歳目前で、子供を産みたいならすぐにと幾度となく話し合った。

しかし、毎日毎日自分の中で自問自答する。

旦那さんには連れ子がいて、あたしとは血の繋がりはない。

もし、あたしに子供ができたら、自分の子供ばかりをめちゃくちゃ可愛がって、旦那さんの連れ子の息子に凄い差別をしてしまうのではないかと考えるようになった。

しかも、今から子供を産んで、40歳ぐらいで公園デビューや保育園で走り回って遊んだり学校のPTAとか絶対に嫌だ。

あたしの性格からして、ママ友なんて絶対作れないし。

あぁー、無理無理無理無理。

やはり、1番怖いのは息子のことを大切にできなくなることだった。

そこで、小学校5年生の息子を交えて家族会議をすることにした。

息子に「ねぇ、弟か妹が欲しい?1人っ子の方が良い?」聞いてみた。

答えは「1人っ子が良い。弟とか妹とか欲しいと思わない」だった。

なるほど。

あたしも、子供ができたら絶対に偏った対応になってしまうことを話した。

旦那さんは、「経済的にも難しいし、みくるが偏った対応をするのは困る。」との意見だった。

3人は納得し、解散した。

 

平和に暮らすためのルール

 

新婚の頃は、子供を育てた経験のないあたしには、“良いお母さんになろう”と必死に頑張っていた。

仕事も家事も両立できるお母さん。

しかし、あたしはそんなに器用では無いし、おおらかでもない。息子の行動や発言も理解できない。

うーん、どうしたら良いものやら。

旦那さんに相談してみることにすると

「みくるはお母さんにならなくて良いんだよ。パパがお母さんもやるから。みくるは、パパと結婚したんでしょ。」ハッとさせられた。

結婚する前から夫婦の約束がいくつかあった。

息子の行事やイベントは全て旦那さんがやってくれること。

そうだったな。

もう一つ、息子はあたしをお母さんと呼ばせない。下の名前で呼ぶこと。

それは、息子には産んでくれたお母さんがちゃんといる。おこがましくてあたしはお母さんと呼ばれる訳にはいかない。だから、そう決めた。

 

子どもを育てるのってこんなに幸せなの⁈

 

それからはとても気が楽になって、子育てを楽しむことにした。

そうだ。子供の成長は早いらしいからな。楽しもう。

息子の好きなこと一緒にして遊ぼう。

家族会議を開いた当時、小学5年生だった息子が、今では高校生に。まるで友達のような関係になり、子育てを経験させてもらえたことに、旦那さんに感謝している。

周りの人からは、自分の子供でも大変なのに、偉いわね。と本当に沢山言われてきたが、息子も旦那さんもあたしも血の繋がりが無いから、遠慮したり、気を使ったり、ありがとうといっぱい言い合ったり、思いやりを持って接することができている。

もちろん、喧嘩をすることもあるし、反抗期でもあるから、お互いイライラすることもあるけど、それすら家族になれたからできることだなとしみじみしてしまう。

子供を持つとは、色々な形があって良いと思う。妊活して、うまく行かなかったから今のあたし達家族の形ができあがったのだ。

正直、自分の子供を産んでみたかったなと言う後悔はちょっぴり残っているけど、現状に不満がある訳ではない。

手がかからず子育てさせてもらえて、ラッキーだと思っている。

息子よ。ありがとう。

 

書いた人 みくる

東京都出身、グラぽちゃ所属のプラスサイズのママモデルとして活動。事務所のブログを書いたり、グラぽちゃ代表の桃果愛さんのYouTubeチャンネルに出演。また、...

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